歯周病の恐ろしさ
20代から60代にかけて序々に増え始める歯周病ですが、その割合の増加を追うように歯が全て抜けてしまった(総入れ歯)人の割合が50代からどんどん増えているのがわかります。
これは 『歯周病を放置した結果』です。
毎日のブラッシングが行き届かなかったり不十分だと、口の中に残った食べ物をえさに細菌が繁殖し、プラーク(歯垢)ができます。
特に歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)にできやすくプラークは徐々に大きくなり、やがては歯石になります。
プラークの細菌の出す毒素や酵素の影響で、歯肉に炎症が見られるようになり、口臭も気になりだします。
硬いものを食べたり歯磨きすると出血しやすくなります。
歯肉が赤く腫れて、ハブラシが触れたりちょっと触るだけでも出血するようになります。
そのまま放っておくと歯石の沈着や歯の着色汚れも顕著になり、歯ぐきが退行して歯が伸びたように見えます。
さらに悪化すると歯ぐきから膿が出たり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて歯がグラグラ動いて噛みにくくなり、ついには歯が抜けてしまいます。
毎日歯を磨くことはエチケットや習慣として当たり前。
毎日歯を磨く人は95%、
1日2回の歯磨きを行っている人は約50%です。
でも・・・
- 歯と歯の間にものがつまりやすい。
- 歯ぐきに赤く腫れた部分がある。
- 歯ぐきの色が赤黒くなってきている。
- 歯と歯ぐきの間に黒い線がある。
- 歯と歯ぐきの間隔が以前よりも広くなった。
- 歯をみがいたあと、歯ブラシに血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある。
- 口臭がなんとなく気になる。(他人からも指摘される)
- 歯ぐきが痩せてきたように感じる。
- 歯と歯の間の歯ぐきが、丸くなっている部分がある。
- 指でさわると少しグラつく歯がある。
- 歯ぐきから膿が出たことがある。