有効成分メタリン酸ナトリウム
分割メタリン酸について
メタリン酸は微生物から哺乳類にいたるまで、あらゆる生物の体のなかにもともとある成分です。 その意味でメタリン酸は体とってたいへん重要な物質です。またメタリン酸はもともと食品にも含まれており、その安全性も担保されております。
メタリン酸は鎖状の物質でいろいろな長さのものが存在します。 但し、歯の表面の着色汚れ(ステイン)を効率的に落としてきれいにするメタリン酸は鎖の長さが長すぎても短すぎてもダメです。 ある一定の長さを持ったメタリン酸のみが効率的にステインを除去する力をもちます。この一定の長さのメタリン酸だけを集めて濃縮したのが短鎖分割メタリン酸です。
短鎖分割メタリン酸は通常のメタリン酸とは違って歯の汚れおとしとコーティング(ステインや歯石の沈着防止)にたいへん優れています。
歯のホワイトニング効果
短鎖分割メタリン酸の応用で、歯に付着するステイン(歯の黄ばみやくすみの原因物質)を落としやすくして付きにくくする、ホワイトニング用分割メタリン酸を開発しました。歯磨き剤の有効成分(歯石の沈着防止効果のある成分)としても使用されているメタリン酸ですが、当社のホワイトニング用分割メタリン酸は、歯に付着したステインの除去・沈着防止に効果的な長さのメタリン酸のみを精製・濃縮しました。
この分割メタリン酸は、従来のメタリン酸より数倍(当社比)ホワイトニング効果が優れています。
通常、歯のホワイトニングには清掃剤、研磨剤、着色剤、あるいは漂白剤等が使われいずれも歯を傷つけてしまう原因となりますが、ホワイトニング用分割メタリン酸であれば無駄に傷をつけることはありません。
再生医療にも応用
分割メタリン酸には短鎖分割メタリン酸だけでなく、鎖の長い中鎖分割メタリン酸やさらに長い長鎖分割メタリン酸もあります。それぞれのメタリン酸には細胞の増殖促進やコラーゲンの増産作用、骨再生促進作用、抗菌効果などがあり、再生医療にも応用すべく研究が進んでいます。
メタリン酸は自然界で海底火山の熱水中に含まれています。その意味で、メタリン酸は原始地球で生命の発生の源になった物質の1つではないかと考えられます。
このようにメタリン酸は自然界でもたいへん重要な物質です。今後、メタリン酸のさらなる応用が期待されます。